2010 Nor-am終えて

オリンピックシーズン

選手層は例年よりトップ選手は少ないように感じた

しかし、大きく感じたのはPST近くで滑れる選手の数が大変多くいる事だった

つまりトップ選手が少なく感じたのは、全体のレベルが上がっている事を現している

US,NTとCAN,NTのC級選手と地区選手との差は殆どない

これは日本選手でもそうだ

実際、今回の成績でも日本のNT選手より北海道チームの成績の方が上だった

Nor-amレベルでもスピードはW-Cupクラスにある

ターンの質は別だが

ここで課題が浮かび上がる

卵と鶏だ

つまり、スピードかターンか

ターンを追求してスピードを上げて行くか

とにかくスピードを追求して行くかである

勿論、両方を上手く上達させて行くのは理想であるが

しかし、それには時間がかかる

達成できない者が多い

昔から言われている事だがこ国内ではターン重視でスピードがなくても点はでる

むしろない方が点は良かったりする

USA/CANの選手はスピードに強い

ペースセットタイムで滑り切る選手が非常に多い

平均で秒速/9.7mであるいじょう

トップスピードではそれより遥かに速く滑らないと平均はでない

ミドルセクションでは、秒速/12mくらいであろうか

スタートとエアでは確実にスピードはないからである

つまりミドルでは秒間/4ターンに近い

それは尋常な身体能力では達成できない

それは技術を磨くだけではできない能力かもしれない

ただ動かすだけでなくバランスよく不規則なコブに対処しながら

秒間4回のスクワットは不可能だ

しかし、それに近い動きが出来ないと240mを24秒では滑れない

だから徹底的に身体能力を高める必要があるのです

スピードを求めればその経過には怪我のリスクも大きくなる

だから、ターンが上手くまる前に基礎体力を作り上げる事が大切だと思う

ただし、国内選手止まりでよいのであればこの限りではない

AIR

引き続きスピードの話からになるが、1stAirの進入速度と2ndAirでは全く別のテクが必要になってきた

それは、1st=15%位置と2nd=80%のルール改正に伴うものである

コースの1stセクションは全員同じラインを通過するため溝ができる

特にエア台の手前のコブは成長し落差が大きくなる

スタートから間もない為速度も遅いがそれ以上にそのコブを処理してキッカーに入る為

進入速度は殆どないが、バランスを崩しやすくテイクオフは非常に難しい

W-jumpでの練習もしずらい

しかし、速度が遅いので難易度の高いエアをかけやすい事もあるので

このテイクオフの練習を必ずやらないと世界には近付けない

2ndairでは、逆に進入速度が極端に早いので、大きく危険も伴う

確実な技とスピードを維持できる技が必要となる

従って、bppが非常に多い

しかし、飛び過ぎには注意したい

これはW-Jumpで十分練習できる

ただ、練習には狙ったラインに飛び出せないと上手くラインに入れないので

W-Jでは常にストレートではなく左右どちらにも飛び出せる練習も必要だ

又、スピードだけで飛びがちになるので、確実なテイクオフができるようにも練習が必要

総括

日本の若手選手は、海外の選手に比べてモチベーションが低すぎる

ハングリー精神が不足しているように思う

良い環境にあってもどん欲にトレーニングし競技する事が必要だ

目的意識が低い事もあるが

練習方法と量をもっと徹底的に突き詰める必要がある

だから、海外の選手のトレーニング内容をもっと研究する必要があるだろう

この世界不況にあっても日本選手は30人近い数が日本の裏側迄遠征できる

地元の選手達はどう感じているだろう

だが、フリースタイル後進国の日本だが生産力・開発力も豊富だし

過去の実績もある

今回遠征した選手達には、身近な選手達にも体験を伝えて行って欲しいし

未来の選手達にも世界で戦えるモチベーションを養って行って欲しいと願ってやまない

2014年には今回の選手達の活躍を期待している

工藤哲史